いよいよそろばんの実習です。まずは、そろばんを持つ姿勢から。左手でそろばん、右手に鉛筆を持ち、右手の人差し指で五玉を上げて、「計算のようい」です。玉がはじく音が教室に響き渡りました。初めのうちはぎこちない動きも、すぐに慣れ、楽しそうに五玉をはじいていました。 一玉と五玉の置き方、払方、数の読み方など順に習っていきました。そして、足し算も。簡単な計算は楽勝だったようですが、五玉を用いての計算にはちょっと四苦八苦していましたが、だんだんに慣れ、終いには3桁の足し算までしていました。 最後には、パソコンを用いて、フラッシュ暗算を提示され、子どもたちも挑戦していました。問題に正解すると誇らしげな顔が印象に残りました。また、古いそろばんや変わったそろばんも見せていただき、驚きと感動の声が上がっていました。 そろばん塾に通っている児童はいませんが、先生が丁寧に分かりやすく教えてくださったので、子どもたちはそろばんの楽しさ、便利さに気づき、興味を持つ子が多かったようです。あっという間の2時間で、時間が足りないくらいでした。 この日は、卒業式を2日後に控えた新見高校3年生2名もボランティアとして参加してくれたので、大勢で子どもたちに対応することができました。 貴重な体験をありがとうございました。