校長あいさつ 本校は、明治6年に開校した草間の「草間寺啓蒙所」・土橋の「開盛小学校」・明治7年に開校した豊永の「宇山小学校、盛之小学校、金銘小学校」以来、130有余年の歴史を歩んできました。その後、昭和49年4月に旧草間小学校と旧土橋小学校が統合され、「草間台小学校」が開校しました。また、少子化の影響で平成22年度に豊永小学校と統合し、新生草間台小学校としてスタートを切り現在に至っています。台地に数多くあった小学校や中学校も統合により閉校し、本校が唯一の小学校になりました。若年層の都市部への流出や少子化に伴い、地域の過疎化が進み、児童数も年々減少し、本年度は児童数20名の小さな学校です。
学区は新見市南部に位置し、高梁川から切り立つ断崖(井倉峡)の上の石灰岩台地にあります。草間、土橋、豊永地域には、国の天然記念物の「羅生門」や「満奇洞」等の鍾乳洞やドリーネがあり、石灰岩地域特有のカルスト地形を形成しています。古くから畑作中心の農業が行われていて、現在は桃・ピオーネ・そばなどの栽培が盛んです。
地域や保護者の方は、学校への協力を惜しまず、学校行事への参加・参観・交流等をしていただいたり、講師として、支援ボランティアとして支援していただいたり、環境整備にご協力いただいたりしています。本校は豊かな自然と心豊かな地域の方々に育てられ支えられています。
「ひと・もの・こと」に恵まれ、人的・物的に豊かな環境の中で、学校教育目標「夢や希望をもち、自ら学び、考え、たくましく歩む子の育成」をめざして、地域・保護者・教職員が協力し合い、「地域とともにある学校」づくりに努めてまいります。将来、草間台小学校を卒業した子ども達が、ふるさとを誇りに思い、自他を大切にし、多くのことを学び、社会で生き生きと活躍してくれることを願っております。
新見市立草間台小学校長 岡本 邦尚