複式学級とは3時間目の様子を紹介します。
1・2年生は国語。
1年生は鉛筆の持ち方を教わり、書く練習をしていました。



2年生は「ふきのとう」の音読。


低学年の国語や、全学年の算数では、このように複式学級を解体して学習を進めます。
ともに、積み重ねがものをいう学習なので、2学年が1つの学習を行うことが難しいためです。もちろん、先生が複数必要です。
3・4年生は理科。
国語や算数以外では、3年生の学習内容と、4年生の学習内容を2年間のスパンに適切に配分して学習を進めます。「AB年度案」と呼ばれるやり方です。
今日は3年生の内容。学校内に咲いている花を、タブレットで分別していました。


5・6年は社会。



「AB年度案」が、5・6年生の社会には通用しません。歴史や地理をぶつぎりにして学ぶわけにはいかないからです。今年は1年かけて「地理」の内容を学んでいきます。
6年生は、5年生の時に歴史を学んでいます。5年生は、来年歴史を学びます。
このように、複式学級には、いろいろな学習の進め方があります。
都会の小学生には、理解できない不思議な世界です。
逆に、田舎の小学生も都会の学校のしくみが理解できません。1年生の国語教材に「くじらぐも」というお話があります。「1年2組」の子供達が主人公ですが、田舎の子供はこれが理解できずに困ります。「ああ、私たちみたいに、ひとつのクラスに学年が2組入っているから、1年2組なんだな」って具合です。