音楽会に向けて　其の弐

　音楽会が近づくにつれ、子どもたちは期待が高まってきました。同時に、細かいリズムが合わなかったり、速さがそろわなかったりと、不安なところもありました。


　切れ目なくトレモロを続けること、強弱をつけること、音だけでなく体でもリズムや強弱を表現することなど、様々な練習を行いました。


　練習も佳境です。みんなの音を聴くこと、みんなで演奏していること、１回の演奏に全ての技術や思いを込めることなど、気持ちの整理もしていきました。


　いよいよ、音楽会です。みんな自信に満ちた顔、全てを出し切るというやる気に満ちていました。舞台に立ち、ライトを浴びると、半端ない緊張感に襲われました。でも、今までの練習を信じ、仲間を信じて発表しました。「練習は裏切らない。」を木琴の音色、子どもたちの表情・体で証明してくれました。


　「継続は力なり」「あきらめない」「努力は裏切らない」は、理想の言葉と思っていましたが、１３人は体現しました。理想を現実にかえた１３人は素晴らしいです。