本校は、中国山地に抱かれた岡山県と鳥取県の県境にある、小さな山の学校です。
過去2回の学校統合を経て、平成17年度より現在の神郷北小学校になっています。学区はとても広いのですが、児童の数は近年20名台を推移している状況です。
毎年入学式には、新入生に向かってこう話しています。「この学校の不思議なことを一つだけ教えてあげましょう。それはね、神郷北小学校はみなさんが小学生になってやってみたいことを全部かなえてくれる素晴らしい魔法の学校なのです。」
本校では、毎朝子どもたちは学校に着くと、玄関で校舎に向かって「おはようございます」と大きな声であいさつ。
元気な一日の始まりです。「おはよう読書」「目覚めのランニング」「柔軟運動」「校庭の草取り」(曜日ごと)からスタート。
休憩時間には全校で一輪車乗りや遊び集会。
ランチホールで全校いっしょに給食。
午後はまず「パワーアップ学習」。 自分の進度に応じて基礎基本の学習定着をめざします。
放課後は、スクールバスの時間まで友達や先生と話をしたり遊んだりします。
また、読書週間を年間2回設け、地域ボランティアによる朝の読み聞かせ、全校読書集会、親子読書などに取り組みます。
年間5回の漢字検定「めざせ漢検・北小の星」も実施しています。
また、地域ボランティアの協力による学習支援・学校行事支援・環境整備支援等、地域との強い絆を深めています。
奉仕活動として駅の掃除を行ったり、ふれあい訪問として介護老人保健施設への訪問、スキー教室なども実施しています。
また栽培した紫芋による和菓子づくりへの協力も好評です。そしてこれらの中にはPTAの取り組みや支援も多くあり、活動が大変盛んです。
岡山県北端の山あいにある小さな学校。でも、児童・教員・保護者・地域、みんな生き生きと輝き、すばらしく力強いパワーがあります。それは学校を中心とした和であり結束力なのです。
子どもたちの笑顔があふれ、夢がふくらむ学校、そして夢がかなう学校になるよう、わたしたちは一歩一歩子どもたちの確かな歩みを積み上げていかなければならないと感じています。
子どもたちの大きな飛躍を願い。