米作りの苦労5年生が社会で米作りの学習をしています。
機械化と手作業の比較から、生産性の向上を学ぶ場面に、地域のクラブの会長さんをお招きしました。
もう60年以上昔の話になるので、実際に体験されている方は今はほとんどいないそうです。
実体験に基づいた貴重な話に、子どもたちは真剣に聞き入っていました。







会長さんのお話を一つ紹介しておきます。
「このごろ、都会で町にクマやイノシシが出るニュースが話題になっているが、これは人間の暮らしが横着になっているから。昔の人は、適度に山に手を入れ、里と山に境を上手に作っていた。それから、獣の餌となる広葉樹を必要以上に伐採しなかった。今はお金を稼ぐ仕事が忙しくて、手を入れることは難しくなっているのだが。」
新しい時代、新しいやりかたはもちろん大切ですが、昔ながらのやり方には意味があり、それを知ることはもっと大切だ、というお話でした。