端末を使って考えを作る5年生が、算数で三角形の面積の求め方を学習しています。

ジャムボードというツールを使っていますが、これには、今までのアナログ的な自力解決学習(ノートに考えを書いて、それをホワイトボードに書き写して、発表して、というやり方)になかったよさがたくさん含まれています。
①図をなぞって線を引く、消すことが簡単にできる。やり直しが容易なので、紙の上で考えるより、試行錯誤がやりやすいです。
②色塗りがワンタッチでできる、

指でなぞって引いた線を清書できる、

指で書いた文章をテキストに変換できる、

などの機能を生かし、きれいで分かりやすい図を作ることができる。


「左の三角形」「大きい方の三角形」などと説明するより、「黄色の三角形」と説明すると発表も楽で分かりやすいです。
③友達の考えを同時進行で見ることができる。

これが、ジャムボード最大の売り。友達の考えを真似したらいけないだろ、と思いがちですが、子どもはそのように使いません。子どもは自分の思いは持っているものの、それを形にできずに困ることが多い。そういう時に友達の説明の言葉ややり方がヒントになるのです。端末を見ながら「あっそっか」「分かった!」というつぶやきがよく聞かれます。