給食レシピ紹介(1)
「異次元のおいしさ!肌荒れ防止・好ききらいをなくすレシピ」
先日開催しました”すこやか委員会”の中で、「肌荒れを防ぐ栄養素、食材を教えてください。」「今の子どもたちが苦手としている食べ物は何でしょうか?その食べ物の料理法を教えてください。」というご質問が、委員の方から出されました。そこで、西村栄養教諭に紹介していただいたレシピを、3回に分けて掲載します。大量調理用を家庭用にと変えていますが、各家庭でお好みの材料などで作っていただければと思います。参考になれば幸いです。
Q:肌荒れを防ぐ栄養素、食材を教えてください。
A:【肌荒れを防ぐ栄養素、食材とは?】
・タンパク質……肉類・魚類・乳製品・大豆製品
タンパク質は、皮膚組織を形成する材料となります。タンパク質が欠乏すると、コラーゲンも減少し、肌のハリ感やツヤ感が失われ、たるみやしわの原因となってしまう可能性があります。
・ビタミンB群……肉類・魚類・野菜類・きのこ類
ビタミンB群は、肌の健康を維持してくれる働きをもつものがあります。
・ビタミンC……キウイ・いちご・ピーマン・ブロッコリーなど
ビタミンCは、抗酸化作用や免疫力向上などの働きをしてくれます。また、タンパク質からコラーゲンを合成する際に必須の栄養素です。肌のキメやハリを維持する効果も期待できます。
☆肌荒れをしたときに良い食材は?
・トマト……トマトに含まれるリコピンは、紫外線を浴びることで肌表面にできる活性酸素を除去する効果が期待できます。トマトジュースやケチャップなど加工したものの方が効率よく、リコピンが吸収されます。
・鮭……鮭に含まれるアスタキサンチンは、肌細胞のダメージを少なくします。鮭以外にもいくら、エビなどにも含まれます。
・アボカド……ビタミン、食物繊維、オレイン酸等、栄養価が高く良質の油も多く含まれています。肌をきれいな肌へ修復してくれる効果が期待できます。
・ナッツ類……ビタミンEや良質の油を豊富に含んでいることで、顔の油分バランスを整えてくれますので、ナッツ類は美肌に必須の食べ物です。しかし、カロリーは高めなので1日10粒程度にするといいですね。
☆肌荒れを防ぐ食生活のポイントとは?
・早寝・早起き・朝ご飯が、実はポイントになります!!
朝ご飯は、体温を上げ、内臓を活発にし、眠っている体を起こして、代謝の良い体にします。1日3食、規則正しく食べるようにしましょう。そして、肌細胞が再生されやすい夜中には、質の良い睡眠をとることが重要です。夜更かしをしないようにして、朝ご飯をしっかり食べることは、子どもも大人も大切ですね。そのほか、脂肪分の多い加工食品やファーストフードや塩分の高い外食、砂糖や脂質の多いケーキやスナック菓子は、食べ過ぎないようにしましょう。肌は、生まれ変わるまでに約1ヶ月かかるため、荒れてから気をつけるのではなく、毎日の食事から心がけましょう。
参考文献:『栄養士が解説 今日の食事が未来の肌を作る!肌荒れ予防のための食生活より』
Q:今の子どもたちが苦手としている食べ物は何でしょうか。その食べ物の料理法を教えてください。
A:アンケート調査をした中で、子どもたちが苦手としているものには、ピーマン、トマト、なすなどの食べ物があります。
【ピーマンを使った料理】
☆ピーマンのおかかあえ
材料 | 4人分 | 作り方 |
ピーマン キャベツ にんじん 糸かつお 濃口しょうゆ | 60g 140g 20g 5g 6g | ① ピーマン、にんじんを千切りにする。 キャベツは、短冊切りにする。 ② ①をサッと湯通しをし、冷水で冷ます。 ③ ②の水気をとり、糸かつおとしょうゆであえる。 |
☆青椒肉絲(チンジャオロースー)
材料 | 4人分 | 作り方 |
牛肉細切り 濃口しょうゆ 酒 油 生姜 にんにく たけのこ 玉ねぎ にんじん ピーマン 濃口しょうゆ 酒 オイスター ソース ごま油 でんぷん | 120g 2g 2g 4g 2g 2g 80g 120g 40g 40g 6g 4g 8g 1.2g 2g | ① 牛肉に濃口しょうゆ、酒で下味をする。 ② 生姜、にんにくをみじん切り、たけのこ、にんじんは短冊切り、玉ねぎはくし切り、ピーマンは千切りにする。 ③ 鍋に油を入れ、みじん切りをした生姜、にんにくを入れ、牛肉を炒める。 ④ たけのこ、にんじん、玉ねぎ、ピーマンを入れ、調味する。 ⑤ 水溶きでんぷん、ごま油を仕上げに入れる。
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