野馳小学校は、令和5年度は、児童数46名、教職員11名の小規模校です。
学校教育目標は、「自分が好き みんなが好き ふるさとが好き 自らかがやく たくましい野馳っ子の育成」です。この学校教育目標を達成するために、今年度、3つの「指導の重点」を考えました。
「確かな学力を育む授業づくり」
・基礎基本、補充学習の充実
・学習の振り返り
・ICTの効果的な活用
「認め 支え合う心づくり」
・道徳の時間の充実
・集団活動の充実
・絆づくり
「たくましい心と体づくり」
・相手に届くあいさつ、返事、対応
・手洗い、うがいの徹底
・計画的な体力づくり
・共感的な教育相談
学校教育目標の「自らかがやく」は、よいと思ったことは進んで取り組んでほしい、今までとは違った考え方も積極的に受け入れてほしいという願いがあります。これからの社会を生きる子ども達にとって自分の思いをしっかりともち、考え、実践していくことは、とても重要なことです。自分らしく、生きていける力をしっかりと育んでいき、一人ひとりが輝けるようにと思っています。
今年度も具体的に「あいさつ」「やさしさ」「がんばる」の3つに焦点をあてて、子ども達共々、取り組んでいきます。
その中の一つ「あいさつ・返事・対応」の徹底に努めたいと思います。以前に比べると、あいさつのできる子ども達が増えていると思いますが、声が小さい、場面が変わるとできにくい、また、何か話しかけられても反応できず何も言わないといった面も見られます。そこで、今年度は、「あいさつ・返事」に「対応」を追加しました。反応、対応ができると言うことは、相手や場所、時間に応じて、自分の思いをもつことが大切です。「元気な学校」を目指す上でも「あかるく いつも さきに つづける」という意識をもって、気持ちよいあいさつや受け答えができ、より「人と人」が、「心と心」がつながる学校づくりに全校で取り組んでいきます。また、学力の向上をめざして、子ども達が主体的に学びに向かうことができるようグループ学習や対話学習を大切にした授業づくりにも取り組んでいきたいと思います。そして、できた、できないといった結果だけにこだわらず、何事にも最後まで粘り強く「がんばる」子ども達であるよう取り組んでいきます。
日頃から子ども達の健やかな成長のために「何が必要か」「何が大切か」を心にとめておく必要があります。私たち教職員は、子ども達一人ひとりの「よさ」や「がんばり」をしっかりと見つめ、子ども達自身も自分の「伸び」「成長」を感じ取ることができるように全職員で一丸になって頑張っていきたいと思います。そして、相手を思いやり、何事にも一生懸命に取り組み、心身ともにたくましい児童の育成に努めていきます。保護者や地域の方々にご理解、ご協力をいただき、「元気な学校」「元気な野馳っ子」を目指したいと思います。
新見市立野馳小学校長